理事長メッセージ

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慢性期医療の先駆者として、「患者さまの立場に立った医療」を提供する

悠紀会病院は早くから地域医療の重要性を考えて慢性期医療の充実を目指した体制づくりに力を入れてきましたが、これまで一貫して、「患者さまの立場に立つ目線」を大事にしてきました(平成24年6月「病院機能評価」の認定を取得済み)。

特に力を入れている取り組みは、以下の5つの特徴に表れています。
特徴1.リハビリテーション機能の充実

特徴2.美味しくて栄養のある食事の提供

特徴3.歯科衛生士による口腔ケア

特徴4.音楽療法によるアクティビティ・ケア

特徴5.保育所の併設など、「職員が安心して働ける環境」づくり

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(リハビリ風景)

例えば食事ですが、どんなにカロリー計算が正しくできていても、味が良くなければ患者さまは残しがちになります。体調によって完食できない日もあるでしょう。それが続くと充分な栄養が摂れず、栄養剤や薬などに頼りがちになります。それでは根本の解決には至りません。
そこで、食べている量を把握した上でカロリー計算をするよう職員には指導しながら、患者さまが完食できるよう「美味しい食事」を提供する心がけや、安全で栄養のある食材の選び方を行うよう、徹底した取り組みを続けています。それを実現するために、給食は直営で運営し、スタッフ自身が「食べ物が身体を作っている」という自覚を持てるよう、常に話をしています。

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(食事)
また、歯科衛生士や音楽療法は、診療報酬では認められていませんので、療養型の病院ではあまり行われていません。

しかし、誤嚥性肺炎や嚥下の問題などに対して、歯科衛生士の指導は効果が高く、質の良いケアを提供できています。また、音楽療法は生き甲斐にも通じるメンタル面のサポートを感じられると非常に喜ばれています。ですから、私たちは患者さまのために必要な取り組みと考え、診療報酬の点数に関係なく、提供することにしているのです。


(音楽療法士)
病院側の報酬点数を基準に提供するケアを決めるのではなく、「患者さまがいかに快適に過ごせるか」を中心に考え、豊かな時間を過ごすためのケアを選ぶのが悠紀会病院の方針です。

 

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(口腔ケア)

「職員は家族」。だから、安心して働ける環境づくりに取り組みます

慢性期医療、療養型医療というのは、健康な方のように苦情や文句を積極的に口に出せない状態の患者さまを支える看護です。それだけに視野を広く持たなければなりませんし、業務のウエイトも大きく、大変だと感じることもあるでしょう。
手厚い看護を実現するためには、働きやすい環境であることが大前提と考え、リフレッシュ休暇やメモリアル休暇など、福利厚生に力を入れています。

特に保育所の併設は、子育てをしながら働く世代の支えとなり、幅広い世代の働きやすさにつながっていると自負しております。
当院のモットーのひとつは「職員は家族である」ということ。それぞれの特性や個性があって良いのです。その中でお互いに認め合い、大切にしあう姿勢もしっかり持って欲しい。

「患者さんを大切にする」「病院も職員を大切にする」「職員同士が大切にし合う」この3つの視点から「人間尊重」を大きく掲げています。

 

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今年度から導入した人事評価制度は、職員を評価するだけが目的ではなく、「その人となり」を上司がより理解する機会になり、適材適所の配置の実現に活用するためのものです。スタッフも様々な能力を持っていますし、働き方の多様化に合わせることが必要だと考えています。
スタッフ1人1人の能力を活かし、生き生きと働いてもらうことが、ひいては患者さまのためになるとの信念を持っています。

「成長したい」人は全力でバックアップ。採用するからには責任を持って育てます

これまでのキャリアに関わらず、入職して最初の一年は3段階に分けて丁寧な研修を行っています。そこでは看護部長や師長だけでなく、理事長も自ら参加して話をする時間をじっくり取っています。
採用したからには最後まで責任を持って育てる、それが当院の方針ですから、「この病院で成長したい、学びたい」と思う意欲のある人には、病院としてのバックアップは惜しみません。
そのため、当院の特徴として、学ぶ意欲を持っている職員が多く働いていると思いますが、なかには病院で勤務しながら大学院へ通い、博士や教員を目指している人もいます。
金銭的な支援ももちろん整えて、院外研修へも積極的に送り出しています。そこで良いものを学んで持ち帰ってもらえれば、それが本人と、一緒に働くスタッフの宝となりますから。
それができる病院、成長しながら働ける職場を目指し、福利厚生や支援制度を設け、活用しやすい環境づくりをこれからも整えていきます。
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医療・介護・福祉の3本柱で地域に貢献していきます。

日本では今後も高齢化が進み、慢性期医療を中心としたサービスを行う必要がますます高まります。当院でも今後は福祉施設の展開を視野に入れ、「医療・介護・福祉」の3本柱を立ててトータルなサービスを提供することを目指しています。

そのため、看護師に求められるものは、看護技術だけにとどまらず、幅広くなって行くでしょう。
悠紀会病院では、グループが掲げる「人間尊重」というモットーを理解し、患者さま1人1人に向き合って、病態だけでなくご本人の意志や権利、ご家族の意志や支援状況など、バックグラウンドまで頭に入れて動ける方を求めています。
それは医師の指示を待って動く「受け身の看護業務」ではなく、「自分で判断し、意欲を持って動く看護業務」であり、「患者さまに、もう一歩近づける看護」だと考えます。
そこでユーザーズ・ポイント・オブ・ビュー、「患者さま目線で考える」という視点が大切になってきます。自分の立場からの視点を中心に据えるのではなく、常に患者さまの立場に立って物事を考え、判断して欲しいのです。
それに、看護部は院内でも一番大所帯の部門であり、中心となるわけですから、リーダーとして全体を引っ張って行って欲しい。看護部にはそれを期待しています。
今は経験が浅くても、これから学んで将来できるようになりたい、看護師としてステップアップしたい、と望む人なら、当院は広く門戸を開いて受け入れます。

今はまだ自信がないという方でも、前向きな気持ちと意欲を持っているなら、ぜひ当病院で磨き、輝いて頂きたいと思います。

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